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治してあげます
第10章 番外編:美雪side 2



その時、パシッと叩く音が聞こえてハッとなった。


「働け。新道」

礼儀正しい、佐々木さんからだった。ちょっとだけ自分の気持ちが晴れた気がした。

ありがとう…ございます。


でも、

「痛いですよ~!佐々木先輩!てか、この子…宮崎ちゃん可愛くない?」

は…?
真面目に言っているのかしら。

しかも、顔赤くして照れてるし…新菜も新菜だよっ!!!


気づけば

「新菜ァ…!」

と言っていた。
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