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第2章 秘密の関係

「新菜!?」


テレビに夢中で見ていたがその声で私は、ぱっと後ろを向く。すると、そこには看護服を着た美雪の姿がここにあった。




「はや…ってあれ」


「なにいってんの!ここで働いてる看護師だよ!」




まさか友人がここにいるとは思ってもいなかった。



美雪は私の顔を見ながら、安心した表情を見せ畳んであったパイプ椅子を開いた。




「私、ここの科じゃないけど下の階にいるの。まさかここにいるとは思いもしなかったけどね」


「検査入院だってさ。幾ら円払うんだか…」