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治してあげます
第2章 秘密の関係
私の家はそこまで裕福な家ではない。正直、貧乏という類に入ると思う。お金のことが心配だったが、そんなこともすぐになくなってしまった。
「あ、ここは結構保険きくからちょっとしたらほぼ全額帰ってくるよ」
「え、ほぼってどれくらい?」
「うーん…7、8割…だったかな」
「失礼します」
そう言って入ってきたのは、先程まで一緒に寝ていた川崎先生だった。その白衣の姿にまた惚れてしまう自分がいた。
それに見とれているのは私だけじゃない、美雪もだ。
「ここの看護師のお友達ですか。どうもはじめまして川崎です」
「あ、…山城です…」