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治してあげます
第12章 番外編:美雪side 4
「…もう入れてもいいよね」
「うん…来ていいよ」
少しだけ不安はあった。なんとなく、経験の少ないあたしに何かできないかな、と思っていた。
「あんまり、激しくしないで」
「初めて?」
「まさか!…だったらフェラなんてできない…もん…」
ちょっぴり残念そうな顔。
あたしはその顔一生覚えていそうな瞬間だった。
…もしも、浮気したらそんなこと言ってやろうかな。
「…俺だけ見てて」
「見てるよ」
遂に、一つになる。
「っ…!」
久しぶりだったせいで、割られるような痛みを感じた。
「痛い…?」
「だ、大丈夫…」
「一旦、慣れるまで入れとくから」
ふう、と一息吐けるかと思った。
しかし、そんな余裕は与えてくれない。