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治してあげます
第12章 番外編:美雪side 4
彼はその場所に口付けをした。快感か、驚きか、とにかくピクンと跳ねてしまった。
「可愛い…」
「はあっ…んはっ…っ」
桃色をした小さな突起が大きく膨張し、触って欲しいと求めていた。しかし、彼は直接は触らない。周りをぐるぐると舌で何度も周回して、焦らした。
「びちゃびちゃ…卑猥な音しか聞こえない」
「んぅっ…」
「焦らされて、うれしい?」
――嬉しいわけないでしょっ!
だけど、身体は上手く動いてくれない。
心と共鳴してくれなかった。
「素直になってよ」
少しだけ不機嫌な顔をしながら、突起に歯を立てた。
「あああっ…!」
ピクン、ピクンと腰を跳ねる。一気に空に舞い上がったような浮遊感だった。
あたしは、今まで焦らされてきた経験はない。だからこそ、素直な反応だけしてしまう。
「イった顔、すっげぇ可愛い」
見たくなくても目に入ってくる彼のものが、既にビンビンだった。
「…変態」
そう一言で表せそうだった。