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治してあげます
第3章 強がりな彼女

「そんな怒らなくてもいいんですよ。感じる、いわゆる快感というものこそ、あなたの病気に必要なものですから。なにも恥ずかしいことでは…」
「いや、普通恥ずかしいですよ」
全くもう、先生は優しいのに乙女心がわかってない。むっと私は顔を曇らせると、先生は面白そうに笑っていた。
笑ってくれれば、別にいっかと思ってしまった。
「結果、元気ですね。一昨日の辛そうな顔が嘘のように僕は見えますよ」
「そうですか!」
「では、他の患者さんの顔を見に行かなくてはならないので」
「あ、はい」

