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治してあげます
第3章 強がりな彼女
背中を向けるとき、一瞬暗い顔が見えた気がした。しかし、何一つ言うことなく静かにドアを開けて、ゆっくりとしめて私の顔を見ないで歩いて行ってしまった。
別に、悲しくなんかない。多分。
ただ、先生の目と目が合わない。
なんだか、心の奥底で引っかかっているようなこの感じ。
わかんない。
私は、やることがなくて病室の外にでた。なんとなくだが、空気が病室より軽く感じた。
角を何度か曲がってエレベーターに乗って、コンビニを目指した。
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