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治してあげます
第4章 向日葵
流石にそこまで言われてしまうと、もう何も言うことが出来ない。
「まあ、いいんだよ。別に…」
彼は何処か悲しげに窓の外を見た。橙色の太陽がゆっくりと落ちていく夕暮れが静かに私たちを照らしていた。
「先生……」
川崎のこめかみに流れる汗が光っているのに気付き、指でゆっくり拭うと彼は目を開けてしまった。
「あれ…僕……」
「ハーイ、僕ちゃん?君は宮崎ちゃんの上に乗っかって寝ちゃったんだよぉ?」
いかにもうっざい言い方をした新道。
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