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治してあげます
第4章 向日葵



あの昔の映像と彼がだんだんとだぶって見えた。今思えば面影はあんまりないかもしれない。だけど、私はやっと気づくことが…できたのだった。


「……まなくんですよね」


「正解です」


落ち着いた低い声で彼は言うとよろめきつつも、私に近づいてきてゆっくりと抱き締めた。



私もそれに対応して、抱き締め返す。




「ずっと…貴方に恋をしていました」


鼓動は徐々に加速して熱くなっていく。


「もう……逃がしませんから…」
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