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近づきたい
第11章 それぞれの日
『義朗さん、元気してますか?私、就職が決まったよ』
瑞穂から久しぶりに届いたメールは就職の報告だった。あれから、ちゃんと頑張っていたんだな。と嬉しくなった。
あんな中途半端な付き合いをして、未だに後悔している…でも、オレはオレなりに本気だったんだ。
瑞穂のこと愛していたんだ。今だって、瑞穂以上に好きな人は出来ていない。
あの夏の日から、もう10年経つんだな…。
あの時、瑞穂は12歳で本当に可愛らしい女の子だった。兄弟のいないオレは妹みたいに見てたけど…あれだけずっと見られていれば、オレだって気づくよ。
6年後に会った時はオレが一目惚れしてしまうくらい素敵な女性になってた。まさかずっと想ってくれてたとは思わなかったけど…。
18になった瑞穂は可愛くて魅力的で、すぐにオレは虜になったよ。翌月から遠距離になるとわかっていたのに手離したくなくて、無理なのは想像できたが付き合うことにした。
触れた肌は柔らかくて、唇も胸も瑞穂の全てが暖かくて、夢中になったよ。
でも、あの頃のオレは仕事が忙しくて、自分のことで精一杯だったんだ…瑞穂、我慢ばかりさせてごめん。
10も年上だったけど、だからこそ余裕なかったよ。側にいる方が有利なのも、若い方が勢いがあって突進できることも知ってたからね。他の誰かに瑞穂を取られないか心配ばかりしてたよ。
見えない誰かにヤキモチを焼いて、瑞穂にイヤな思いさせたこともあった。ダメじゃん、オレ…
瑞穂から久しぶりに届いたメールは就職の報告だった。あれから、ちゃんと頑張っていたんだな。と嬉しくなった。
あんな中途半端な付き合いをして、未だに後悔している…でも、オレはオレなりに本気だったんだ。
瑞穂のこと愛していたんだ。今だって、瑞穂以上に好きな人は出来ていない。
あの夏の日から、もう10年経つんだな…。
あの時、瑞穂は12歳で本当に可愛らしい女の子だった。兄弟のいないオレは妹みたいに見てたけど…あれだけずっと見られていれば、オレだって気づくよ。
6年後に会った時はオレが一目惚れしてしまうくらい素敵な女性になってた。まさかずっと想ってくれてたとは思わなかったけど…。
18になった瑞穂は可愛くて魅力的で、すぐにオレは虜になったよ。翌月から遠距離になるとわかっていたのに手離したくなくて、無理なのは想像できたが付き合うことにした。
触れた肌は柔らかくて、唇も胸も瑞穂の全てが暖かくて、夢中になったよ。
でも、あの頃のオレは仕事が忙しくて、自分のことで精一杯だったんだ…瑞穂、我慢ばかりさせてごめん。
10も年上だったけど、だからこそ余裕なかったよ。側にいる方が有利なのも、若い方が勢いがあって突進できることも知ってたからね。他の誰かに瑞穂を取られないか心配ばかりしてたよ。
見えない誰かにヤキモチを焼いて、瑞穂にイヤな思いさせたこともあった。ダメじゃん、オレ…