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近づきたい
第11章 それぞれの日
螺旋階段のようになっている店内を一番上まで上がっていく。
階段を昇ると一番上のフロアは誰もいなかった。
ゆっくり出来そうだなぁと思って、アイスカフェオレとパンケーキを注文した。
注文したものがテーブルに揃って、パンケーキをちょっと大きめにカットして口に運ぶ。
美味しい!モグモグと食べてる時、階段を人が昇ってきたのに気づいた。
あ~あ、一人でゆっくりできると思ったのに…お一人様だといいな。と、チラッと階段に目を向けた。
「あっ!」
先に声を挙げたのは、階段を昇ってきた人の方だった。
えっ?!モグモグと口に残るパンケーキを飲み物で流し込む。
心臓がバクバクと音をたてる。飲み物で息を整えている間にその人は私のテーブルの横まできていた。
「瑞穂…。」
そう私を呼ぶ声は泣きたくなるくらい優しくて、その声の主は私の大好きな笑顔をしていた。
よし先輩…
「久しぶりだね。瑞穂。」
よし先輩に『瑞穂』と呼ばれる度にドキドキする。
私のずっと会いたかった人…私の大好きな人…
「よ、義朗さん…」
「ここに座ってもいい?」
うん。と頷く…変に緊張して声が出なかった。
よし先輩、変わらないね…ううん、前より更に素敵になったかな。
階段を昇ると一番上のフロアは誰もいなかった。
ゆっくり出来そうだなぁと思って、アイスカフェオレとパンケーキを注文した。
注文したものがテーブルに揃って、パンケーキをちょっと大きめにカットして口に運ぶ。
美味しい!モグモグと食べてる時、階段を人が昇ってきたのに気づいた。
あ~あ、一人でゆっくりできると思ったのに…お一人様だといいな。と、チラッと階段に目を向けた。
「あっ!」
先に声を挙げたのは、階段を昇ってきた人の方だった。
えっ?!モグモグと口に残るパンケーキを飲み物で流し込む。
心臓がバクバクと音をたてる。飲み物で息を整えている間にその人は私のテーブルの横まできていた。
「瑞穂…。」
そう私を呼ぶ声は泣きたくなるくらい優しくて、その声の主は私の大好きな笑顔をしていた。
よし先輩…
「久しぶりだね。瑞穂。」
よし先輩に『瑞穂』と呼ばれる度にドキドキする。
私のずっと会いたかった人…私の大好きな人…
「よ、義朗さん…」
「ここに座ってもいい?」
うん。と頷く…変に緊張して声が出なかった。
よし先輩、変わらないね…ううん、前より更に素敵になったかな。