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近づきたい
第11章 それぞれの日
「瑞穂、大人になったな。また綺麗になったし。」

「そんなことないよ…でも、少しは義朗さんに近づけたかな?」

大人になったと言われて嬉しかった。早く大人になりたかったから…

「瑞穂はいつもそう言うんだな。」

よし先輩は注文したコーヒーを飲みながら、ちょっと考えて話をしてる。どうしたのかな?

「義朗さん、どうしたの?」

「いや、ずっと近づきたかったのはオレだったかもなって思ってたんだ。」

「えっ?」

よし先輩が私に近づきたかったってどういう意味だろう?

「瑞穂…就職決まったんだな。おめでとう。」

「…ありがとう。」

ちゃんとメール見てくれてたんだね…まだ返信なかったから、見てくれたかわからなかった。

でも、今日会えて話が出来た。メールで伝えてないことがたくさんあるの。

また偶然会えた…ねぇ、よし先輩、運命を信じる?

「義朗さん、私ね、就職はこの街でするの…」

「そっか。」

そう頷いてくれたよし先輩はちょっと嬉しそうに笑ってくれた。

「瑞穂……」

私の名前を呼んで、そのまま何か考えてるみたい。
何を考えてるんだろう?

よし先輩は多くを語らない人…私達、お互い知らないこと多いよね。どう想ってるかもわからない。
でも、また再会してしまった今、私はこの機会を逃したくない。

「義朗さん、彼女は?」

「…いないよ。ずっと瑞穂だけが好きだったから。」

ニッコリ笑って、普通の会話をするように言ってくれた言葉にドキドキして、嬉しくなって、私も笑顔になった。
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