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近づきたい
第1章 夏の日
いつもと一緒だった。だって、まだ12歳の夏休みだもん。
自転車で向かったユウの家。いつもと同じようにジュースとお菓子を買って、今日も大好きなカレの話をするんだ。
去年から同じクラスになったユウ。お互い同じクラスに好きな人がいるから、ドキドキしながら毎日を過ごしてる。今は夏休み…大好きなカレと会えないから、ユウとカレの話をするのが一番楽しい!
「おじゃましま~す」
ユウの家に着いて、玄関で待つといつもあるユウのお兄さんの靴より更に大きな靴があった。
「瑞穂(みずほ)ちゃん、いらっしゃ~い。ユウなら部屋にいるよ」
あっ、ユウのお兄さんご機嫌だ…
ペコリと頭を下げて靴をそろえて、ユウの部屋に向かう。
「ユウ、瑞穂きたよ~」
いつも元気なユウの顔が何故か真っ赤になってる。
「ユウ、どうしたの?」
「瑞穂…お兄ちゃんの先輩、超カッコイイの!」
何の話?お兄さんの先輩?そんな人知らない…けど、お兄さんがご機嫌なのは、その先輩が来てるから?
「お兄ちゃんの部活のOBで大学生なんだって~背も高いし、優しいし、超カッコイイの。私、ノブくんより好きになっちゃうかも~」
きょとんとした私にユウはその先輩の話をする。しかも、大好きなはずのノブくんより好きになるって…ユウ惚れっぽいのかな。
それよりOBってなんだ?12歳の私は先輩の顔より知らない言葉の方が気になっていた。
自転車で向かったユウの家。いつもと同じようにジュースとお菓子を買って、今日も大好きなカレの話をするんだ。
去年から同じクラスになったユウ。お互い同じクラスに好きな人がいるから、ドキドキしながら毎日を過ごしてる。今は夏休み…大好きなカレと会えないから、ユウとカレの話をするのが一番楽しい!
「おじゃましま~す」
ユウの家に着いて、玄関で待つといつもあるユウのお兄さんの靴より更に大きな靴があった。
「瑞穂(みずほ)ちゃん、いらっしゃ~い。ユウなら部屋にいるよ」
あっ、ユウのお兄さんご機嫌だ…
ペコリと頭を下げて靴をそろえて、ユウの部屋に向かう。
「ユウ、瑞穂きたよ~」
いつも元気なユウの顔が何故か真っ赤になってる。
「ユウ、どうしたの?」
「瑞穂…お兄ちゃんの先輩、超カッコイイの!」
何の話?お兄さんの先輩?そんな人知らない…けど、お兄さんがご機嫌なのは、その先輩が来てるから?
「お兄ちゃんの部活のOBで大学生なんだって~背も高いし、優しいし、超カッコイイの。私、ノブくんより好きになっちゃうかも~」
きょとんとした私にユウはその先輩の話をする。しかも、大好きなはずのノブくんより好きになるって…ユウ惚れっぽいのかな。
それよりOBってなんだ?12歳の私は先輩の顔より知らない言葉の方が気になっていた。