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近づきたい
第4章 はじまりの日
あれから一週間後、私はまた同じ場所に立っていた。今日もよし先輩が11時に迎えにきてくれる。
この一週間で高校の卒業式があった。その他の日は友達との約束で忙しかった。
この街を離れる私のためにいろんな人が集まってくれて、楽しかった。
家に帰ると、引っ越しの準備で母と一緒に荷造りをしていた。
私が必要だと入れた物を母が不必要だと箱から出すから、倍の時間がかかっている気がする…
忙しい中でも頭の中ではよし先輩のことばかり考えていた。
もう一度会える嬉しさとどんな答えを出してくれるかの不安…大泣きするはずだったのに、切ない涙ばかりが出た。
私がよし先輩を好きな気持ちは変わらない…でも、もう少しで私はこの街を離れる。
こんな状態で私の気持ちばかりをよし先輩に押しつけてしまったと、後悔もし始めていた。
自分でも整理できない想いがあふれていて、今日は先週より気が重い…
待ち合わせの時間よりほんの少し早く、よし先輩の車が私の前で止まった。
「おはよう。」
車から私に向けられる声。今日も中から助手席が開いて、笑顔のよし先輩がいた。
うん!大丈夫!今日は笑顔で過ごそう!
この一週間で高校の卒業式があった。その他の日は友達との約束で忙しかった。
この街を離れる私のためにいろんな人が集まってくれて、楽しかった。
家に帰ると、引っ越しの準備で母と一緒に荷造りをしていた。
私が必要だと入れた物を母が不必要だと箱から出すから、倍の時間がかかっている気がする…
忙しい中でも頭の中ではよし先輩のことばかり考えていた。
もう一度会える嬉しさとどんな答えを出してくれるかの不安…大泣きするはずだったのに、切ない涙ばかりが出た。
私がよし先輩を好きな気持ちは変わらない…でも、もう少しで私はこの街を離れる。
こんな状態で私の気持ちばかりをよし先輩に押しつけてしまったと、後悔もし始めていた。
自分でも整理できない想いがあふれていて、今日は先週より気が重い…
待ち合わせの時間よりほんの少し早く、よし先輩の車が私の前で止まった。
「おはよう。」
車から私に向けられる声。今日も中から助手席が開いて、笑顔のよし先輩がいた。
うん!大丈夫!今日は笑顔で過ごそう!