この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
近づきたい
第6章 想いが重なる日
「…もう少しで離ればなれになっちゃうけど、オレと付き合ってくれないか?」
あと少しで私はこの街を離れるんだ。もうやめることはできない…
付き合っても遠距離になっちゃうんだ…
でも、やっと近づけた…やっと私の想いが届いたこの状況を手離したくはない。
よし先輩の目を見つめて、コクンと頷いた。
ニッコリ笑ったよし先輩を見て、私も笑顔になる。
「オレ、仕事忙しいし、遠距離もしたことないけど…瑞穂ちゃんのことはちゃんと考えたいんだ。
順番とかメチャクチャでゴメン。」
うん、うん。と精一杯頷く…
「もう泣かないで…ね。オレね、瑞穂ちゃんが笑った顔が好きなんだ。」
また、うん、うん。と頷き、笑顔のまま頬を流れる涙を拭いた。
「わ、わたし、がんばるね。」
よし先輩に頭を撫でてもらいながら、やっと声が出た。
私、よし先輩の彼女になれるんだ。頑張らなくちゃ…よし先輩に近づきたいから、頑張らなくちゃ。
「瑞穂ちゃんは今のままでいいんだよ。頑張るのはオレの方…。」
ちょっと不安そうに呟くよし先輩が意外で、ずっと大人の人だったよし先輩が私と同じなのかな?って、顔を覗き込みながら、ちょっと思った。
「ふっ、瑞穂ちゃん可愛い。」
私がいろいろ考えてるのに、よし先輩は笑いながら、またキスをしてくれた。
ちょっと真面目に考えてたのに…やっぱりよし先輩に近づくのは難しい。
あと少しで私はこの街を離れるんだ。もうやめることはできない…
付き合っても遠距離になっちゃうんだ…
でも、やっと近づけた…やっと私の想いが届いたこの状況を手離したくはない。
よし先輩の目を見つめて、コクンと頷いた。
ニッコリ笑ったよし先輩を見て、私も笑顔になる。
「オレ、仕事忙しいし、遠距離もしたことないけど…瑞穂ちゃんのことはちゃんと考えたいんだ。
順番とかメチャクチャでゴメン。」
うん、うん。と精一杯頷く…
「もう泣かないで…ね。オレね、瑞穂ちゃんが笑った顔が好きなんだ。」
また、うん、うん。と頷き、笑顔のまま頬を流れる涙を拭いた。
「わ、わたし、がんばるね。」
よし先輩に頭を撫でてもらいながら、やっと声が出た。
私、よし先輩の彼女になれるんだ。頑張らなくちゃ…よし先輩に近づきたいから、頑張らなくちゃ。
「瑞穂ちゃんは今のままでいいんだよ。頑張るのはオレの方…。」
ちょっと不安そうに呟くよし先輩が意外で、ずっと大人の人だったよし先輩が私と同じなのかな?って、顔を覗き込みながら、ちょっと思った。
「ふっ、瑞穂ちゃん可愛い。」
私がいろいろ考えてるのに、よし先輩は笑いながら、またキスをしてくれた。
ちょっと真面目に考えてたのに…やっぱりよし先輩に近づくのは難しい。