この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
近づきたい
第7章 遠距離の日
「瑞穂、オレにもっと甘えて。もう一人で頑張らなくてもいいんだ。もっとワガママ言って。」
よし先輩に甘えていいの…?ワガママ言っていいの…?
「よし先輩…」
「アハハハ。また、よし先輩かよ。」
切ない気持ちだったのに、よし先輩に豪快に笑われて恥ずかしくなる。そんなに笑わないで。
「瑞穂、少しずつでいいからオレに甘えてね。オレ、彼氏だから。彼女にもっと甘えてもらいたい。」
「よ、よし先輩…」
あっ、またよし先輩って言っちゃった…
でも、ありがとう。本当に本当に嬉しいよ。
「義朗さん、ありがとう…」
「うん。今日はもう電話切るけど、またゆっくり話そうな…。」
よし先輩ともっと話したかったけど、時間はかなり経っていて、寝る時間だった。
「うん、よしせんぱ…義朗さん、おやすみなさい。」
確実によし先輩と言って、慌てて言い直す。それがまた可笑しかったみたいで、よし先輩が笑いながら。
「瑞穂、おやすみ。愛してるよ。」
初めて言われた『愛してるよ』の言葉でまた嬉しくて、しばらく携帯を持ったまま、幸せな気持ちでニコニコしていた。
その後、お腹が空いたことに気がつき、レポートが終わっていなかったことに気がつき、大変だった。
その日を境に私はよし先輩に少しだけ近づけた気がして、ワガママをちょっとだけ言った。
ただその関係は遠距離恋愛のすれ違いを生んでいく…
よし先輩に甘えていいの…?ワガママ言っていいの…?
「よし先輩…」
「アハハハ。また、よし先輩かよ。」
切ない気持ちだったのに、よし先輩に豪快に笑われて恥ずかしくなる。そんなに笑わないで。
「瑞穂、少しずつでいいからオレに甘えてね。オレ、彼氏だから。彼女にもっと甘えてもらいたい。」
「よ、よし先輩…」
あっ、またよし先輩って言っちゃった…
でも、ありがとう。本当に本当に嬉しいよ。
「義朗さん、ありがとう…」
「うん。今日はもう電話切るけど、またゆっくり話そうな…。」
よし先輩ともっと話したかったけど、時間はかなり経っていて、寝る時間だった。
「うん、よしせんぱ…義朗さん、おやすみなさい。」
確実によし先輩と言って、慌てて言い直す。それがまた可笑しかったみたいで、よし先輩が笑いながら。
「瑞穂、おやすみ。愛してるよ。」
初めて言われた『愛してるよ』の言葉でまた嬉しくて、しばらく携帯を持ったまま、幸せな気持ちでニコニコしていた。
その後、お腹が空いたことに気がつき、レポートが終わっていなかったことに気がつき、大変だった。
その日を境に私はよし先輩に少しだけ近づけた気がして、ワガママをちょっとだけ言った。
ただその関係は遠距離恋愛のすれ違いを生んでいく…