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俺の愛した女
第10章 彼女の温もりが残る部屋
彼女は吐き出すことなく、それを飲み込んだ。

それから、嗚咽が漏れ始め彼女は心の底から泣いているようだった。

その姿を見て、俺は…
俺にはかける言葉も見つからなかった。

それからはお互い無言のまま眠りにつき、
翌朝目を覚ますと彼女の姿はなかった。

テーブルの上には彼女からもらう初めての手紙とメモが残されていた。

手紙には【気に入ってもらえたら、着けてください。
初めてのお給料で買ったお揃いのネックレスです。
これは予想で書きますが間違いないと思います。
突然行ってビックリさせてごめんね?でも感動は倍増だったでしょう?
毎日毎日、優しく楽しい時間をありがとう。
愛してるよ陽介
貴方のみなみ】
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