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大きな瞳に映るのは
第18章 罪悪感

脳が冷静さを取り戻すと
現実というのは
こんなにも残酷なのか。
「 … はぁ、 」
浴室から出ると
小さくため息を零す。
( 下着も制服も寝室だ … )
私は身体にバスタオルを巻き
重い足取りで寝室へ戻った。
遙はまだベッドの中にいた。
『 … おかえり 』
柔らかく微笑み私を見る。
その笑顔に胸が締め付けられた。
『 … どうした? 』
言葉も出していないのに
遙は私の変化に気付く。
観察力は抜群のようだ。
「 … ん? 」
何のこと?という様に
首をかしげて少し笑いかける。
それを見た遙が少し辛そうな顔をした。

