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大きな瞳に映るのは
第18章 罪悪感

『 … 音夢 』
あの時みたいに
遙は私を優しく呼んだ。
『 … おいで 』
そう言うとあの時と同じ様に
自分の右隣にスペースを作って
こちらに視線を向ける。
ギシ …
私はそのスペースに身体を滑らせ
身体を横に倒す。
遙は私のバスタオルを取り払うと
身体に布団を被せた。
『 … 音夢 』
遙は上半身を起こし私の髪を撫でる。
そしてまっすぐに見つめる。
遙が何かを言葉にする気配が感じ取れて
再び胸が締め付けられる。
嫌だ、聞きたくない
嫌だ、聞きたくない
嫌だ、私を離さないで

