この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
大きな瞳に映るのは
第19章 告白

キッ キッ
自転車の音が響く
遙はやけに静かだ
「 ハル、ごめんね 」
背中に顔を埋めながら呟く
『 んー? 』
何が?と言いた気に応える
『 俺の事、好きなの? 』
いきなり遙が話を振る
「 … 知ってるくせに 」
そういうと遙は
『 あぁ、知ってる 』
と小さく笑いながら答えた
そして再び沈黙が流れる
言葉がなくなると
先程の奏の言葉が蘇る
『 … 彼氏いないですよね 』
『 … 俺と付き合ってください 』
はぁ 、と小さく息を吐く
『 … 奏となんかあった? 』
遙が口にした。
聞くべきかと迷いも感じ取れた。
「 … 告られた。」
『 … そうなんだ。』
聞いた遙はただ、一言そう返した
「 ねえ … ハル 私 …
『 もしかして。俺の事気にしてる? 』
「 … え? 」
思わず遙の顔を見返す
だが後ろ姿しか見えない
『 俺の事、気にしなくていいよ 』
遙から確かに発せられた言葉
それに胸が締め付けられる
気にしなくていい?
なにそれ?
どういう意味?
遙のことが好きだって知ってる上で
その発言はどういう意味なの?

