この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
大きな瞳に映るのは
第20章 気持ち

「 … ハル、」
言葉に戸惑う
喫煙者だったことは知らなかった。
もちろんこの店に出入りしていたことも
『 … あいつ 』
グシャ、と灰皿に煙草を押しつけながら
遙はこちらをまっすぐ見た。
『 クソ野郎だから。』
「 …… は? 」
遙の言葉を理解することができなかった。
あいつ? 誰の事?
神谷先輩? でも先輩の事は私の方が知っている。
遙の言う言葉はいつもわからない。
『 … そんだけ。じゃ 』
そういって遙は再び歩き出した
私は言葉を出せないでいた
そして彼を追う足も。
私は数分立ち竦んだ後
自宅へ帰るために駅へ向かった。

