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大きな瞳に映るのは
第25章 勘
「 ちょっ … せんぱい? 」
躾 … その言葉の意味が
奏の指先からそして外されてゆくボタンから
じわじわと伝わってくる。
奏は私の言葉に ん? と目を細め
微笑しながら首を傾げる。
しかしボタンを外す指先は止まらない。
『 悪い子にはお仕置きですよ … 』
小さく呟くとブラウスのボタンが
全て外された。
そして露わになった私の素肌を
舐めるように見ると
再び はぁ、と溜息をついた。
『 あなたって人は、本当に … 』
目を伏せながら奏は背中にするりと腕を回す
そしてパチリと下着のホックを外した。
私に覆いかぶさる奏の顔は、
数センチの距離。
眼鏡の奥の瞳は
しっかりと私を見つめている。
ホックを外した下着を上にずらす。
なのに奏は私の顔をじっと見つめたまま。
数秒間、至近距離で見つめられ
思わず視線を逸らす。
するとその瞬間チゥと私の唇が奪われた。