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大きな瞳に映るのは
第25章 勘
次第にその焦らしに
両足ががくがくと震え始める。
奏はそれに気付いたかのように
ちゅっとリップ音を立て唇を離した。
離れる唇からはとろりと唾液が糸を引く。
その光景に更に興奮は駆り立てられる。
『 やらしい顔ですね … 』
よっぽど今の奏の方がいやらしい顔をしているのに。
少し火照った頬に濡れた唇。
はぁ、と肩で息をしながら
呼吸を整えようとしている。
『 … どうしてほしいんですか? 』
細められた目を私に向け少し首を傾げる。
愛おしい、そんな人を見る目で。
動きを止めた奏の右手は私の唇を指先で撫でた。
「 … はやく 、」
絞り出すように出した声。
なのに先輩はくっと微笑して
『 悪い子が、おねだりですか … ? 』
意地悪にそんな言葉を返される。
もう、私だって限界なのに。
下着はもうぐしょぐしょだ。
なのに両手は縛られて身動きが取れない。
『 遙との事、教えてくれるなら … 』
そう小さく口を開くと
彼の右手は下着越しに秘部へと添えられる。
『 教えてくれるなら、聞いてあげますよ? 』
ふ、と小さく笑いながら
右手の指先でぐっと蕾を押しつぶす。
下着越しに秘部からはグチュ、という音が漏れ出す。
と同時にやっと訪れたその快感に
もっとして、と善がる様に
腰がびくんと浮いた。