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大きな瞳に映るのは
第15章 金曜日
考え事をしていると
時間の経過というのは早いもので
あっという間に金曜日になっていた。
生徒会は基本、月曜と水曜だけだが
遙が生徒会に出るのは水曜だけだった。
出ると言っても本当に
ボケーーっと話を聞いているだけで
何をするわけでもなかった。
それにあの日のように私を特別扱いする様子もない。
聞くところによると
遙は愛嬌がよくみんなから好かれる存在らしい。
そして下心を出すような相手もいないらしい。
誰に聞いても、麗がいるし、
音楽にしか興味がない、と言う。
じゃあこないだのアレはなんだったんだー!!
と頭を抱える。
でも金曜日になってしまった。