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第6章 吸血鬼娘(出血×能力×人質×偽者)

しばらく歩いていると道端に子供の靴が落ちていた



零「・・・・まだ新しい、この付近にいるのか？」


更に歩いて行くと少女の叫び声が聞こえた



少女「誰か助けて！」



傷だらけの少女が裸足で吸血鬼から逃げていた



吸血鬼「旨そうな血の匂いだ！がはははっ」



零「くっあんな遠くに・・・・距離がありすぎる」



少女は脚が石につまずいて転ぶ、少女は恐怖で動けない状態、零は銃を構える




零は眼を閉じて集中力を上げた



そして引き金に指を支え、引き金を軽く引いた



バンッ！



弾丸の軌道は吸血鬼の頭に向かう



吸血鬼が少女に襲う瞬間に頭に弾が捻れ込み、脳を貫通し吸血鬼はそのまま意識を失い倒れた



ドサッ・・・・



零「・・・・間一髪だった！」



少女はその場で泣いていた



少女「うえーん！お母さん」



泣き叫ぶ声が周りに響いていた為、またすぐに吸血鬼が駆け寄るかもしれないと零はすぐに少女に近づいて泣き止むようにポケットから飴玉を渡した


コロンッ・・・・


少女は飴玉を口に入れて嬉しそうな表情をしていた