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ガーディスト~君ヲ守ル~
第15章 《番外編》死んでもストーカーする男(前編)
つばきは圭吾の机の上にマグカップを置いた。
コーヒーの香りが、オフィス内に一気に充満する。


「ありがとう」

「今日は砂糖入れますか?」

「一本ね」


つばきはスティックタイプの砂糖を圭吾に渡した。


「あたし、てっきり圭吾さんはブラック派かと思ってました」

「こんな仕事してるとね、甘い物が欲しくなるんですよ」


そう言いながら、圭吾は砂糖の入ったコーヒーをスプーンでかき混ぜた。


「ああそうだ、駅前に新しいケーキ屋さんが出来たの知ってますか?」

「そうなんですか!?」

「そこのチーズケーキがすごく美味しいんですよ。機会があればみんなで食べにいきましょう」

「チーズケーキかぁぁ! 食べたい!」


目を輝かせるつばき。
その姿を見て圭吾は微笑した。


「あっ、それならつぐみさんと美夏も誘おうかな?
圭吾さん、最近つぐみさんと会ってる?」

「いえ、彼女も看護学校とバイトで忙しいですからね。なかなか会えませんね」


ボディーガードという仕事は、全て依頼で成り立っている。
だから休みの日は決まってないのも同然。
場合によっては24時間警護もあるし、施設に泊まり込む時もある。
いつ休みが取れるかわからない、過酷な職業だ。


それに加えて相手の都合もあるため、ぴったりと休みが合うことは難しい。


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