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ガーディスト~君ヲ守ル~
第15章 《番外編》死んでもストーカーする男(前編)
「すみません」


女性は頭を下げ、エレベーターに乗り込んだ。
そして4階のボタンを押す。
狭い空間に沈黙が訪れた。


「……」


祐司は後ろから女性の姿を見つめた。
帽子からはみ出た黒髪、そして着ている服、佇まい…どこか綾に似ていると思った。


4階に着くと、女性はカツカツとヒールを鳴らし歩いて行った。エレベーターのドアが閉まると、護はハァッと息を吐く。


「祐司、お前ずっとあの人の尻見てただろ」

「…見てませんよ」


何を言ってるんだこの人は、というような顔つきで祐司は護を見た。


「さては欲求不満か?」


祐司は「ふぅ」と小さく息を漏らし、にやつく護を無視した。そしてエレベーターのドアが開くと、スタスタと歩いて行く。


「待てよ、祐司ぃ」


そんな護の言葉もお構いなしに、祐司は綾の部屋のインターホンを鳴らした。
会社名と名前を名乗ると、静かにドアが開いた。


「…入って」


綾は一言だけ言うと、祐司と護を中に入れた。


綾の姿は昨日とはうって変わってひどく乱れていた。頭はボサボサ、ノーメイク、スウェット姿、とても昨日と同一人物とは思えない。


「大丈夫ですか?」


祐司が優しく声をかける。
綾は無表情で祐司を見た後、唇を震わせた。


「…かった……怖かったのぉ…!」


そして顔を歪ませながら、祐司に抱きついた。



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