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ガーディスト~君ヲ守ル~
第16章 《番外編》死んでもストーカーする男(後編)
時刻は18時。長い夜になりそうだ。
祐司もソファーに腰掛けようとすると、インターホンが鳴った。
祐司と護は顔を見合わせる。
祐司が玄関まで行くと、ドンドンと扉を叩く音が聞こえ、


「お~い、綾ぁ、開けてくれよ~」


男性の声が響いた。


(“潤”か…?)


祐司が静かにドアを開けると、目の前に痩せ型で長身の男が立っていた。
髪は金髪で、耳にはいくつもピアスをしている。


「…なんだ、お前」


祐司の姿を見て、険しい表情になる男。


「…潤さんですか?」

「あぁ!? なんでオレの名前知ってんだよ!!」


潤が祐司の胸倉を掴もうとすると、それよりも早く祐司は潤の腕を掴み取った。


「くっ…」


動かそうとしてもビクともしない。


「…んだよ、てめぇは…」

「俺は青木綾さんのボディーガードだ。冷静に話せるか? 話せるならこの手を離す」


冷静に祐司は言った。


「なっ…ボディーガード?」


潤は一瞬戸惑ったが、力では勝てないと思い渋々承諾した。そして部屋に入ると、もう一人ボディーガードがいることに驚く。
物々しい雰囲気に、潤は居心地の悪さを感じた。


「綾は?」

「今は眠ってます」


潤がチッと舌打ちすると、護がギロリと睨む。


「…で? なんで綾はボディーガードなんか雇ってんだ?」


祐司は綾が男にストーカーされていたことを簡単に説明した。話を聞いた潤は特に驚く様子もなく「ふぅん」と言ってソファーに座った。
そしてズボンのポケットから煙草とライターを取り出し吸い始める。


「…あのさ、ちょっと綾と2人っきりにしてくんね?」

「……」

「お前らも男ならわかんだろ? オレが何しにきたのか」


ふぅっと潤は白い煙を吐き出した。


「…では何かありましたらすぐに教えてください、我々は玄関の外にいますので」


そう言い残し、祐司は護と共に部屋を出た。


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