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ユキちゃんは悪魔。
第6章 魅惑の百合ブーケ
「ちょっと―――――…いい加減にしてよ…
そ…そっちの都合じゃない!!」
店内には、感じのいいBGMが流れているのに…
声の主の刺々とした言い方に…ユキは、一瞬ビクン!!と、肩を上げて固まった―――…
「――――…もういいわよ…別れましょ…もう、関わりたくない…
さようなら―――――…」
声の主が…会話を終わらせた……
ユキは、電話をしていたであろう声の主をそっと…確認した――――――――…
「――――…あの…大丈夫ですか?」
ユキは、疲れはて…うなだれている女性を見つけて声をかけた―――――…
「あっ!えっっ、ごめんなさい?」
ユキが声をかけたことにより…女性は慌てて姿勢を正し…振り返った!