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ユキちゃんは悪魔。
第6章 魅惑の百合ブーケ
「あっ!いっ…いらっしゃい…」
女性は慌てて…目元の涙を拭うと―――…ユキを見てニッコリ微笑んだ…
「――――…ごめんなさい…聞く…つもりはなかったんですけど…」
ユキは、目の赤い花屋の店員に…頭を下げた――――…
「///や…私こそ…変な所を見せちゃって…ごめんなさい」
ユキは、女性の涙や…切ない顔を見るのが初めてで…自分も…胸が苦しくなる…
「―――――…ひどい…こんな美人なお姉さんをフルなんて――――…」
ユキは、女性の涙に強く引き付けられたのか―――…
店員の女性を励まそうと手を繋いだ!!
「///お…お嬢ちゃん?」
「私、ユキです!お姉さんは?」
ユキは、手を繋いだまま…女性の名前を聞いた!
「―――…青柳…桜(アオヤギ・サクラ)…」
ユキは、ニッコリ微笑み桜を抱き締めた…
「桜お姉さん…大丈夫…お姉さんは悪くない!!」
ユキは、別れた内容などは知らないが…
桜は悪くないと…強く抱き締めた…
「////あっ…ユキちゃん…ありがとう…」
だが…今の桜には、この“貴女は悪くない”が…一番聞きたかった言葉だったにちがいない…