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ユキちゃんは悪魔。
第3章 初夏の部屋
「ふっ…はぁ!はぁ…」
ユキは…自分が経験したイヤらしい行為を思い出しながら……
指に絡み付く…液体を目の前で伸ばして確認してみる…
と――――…指の…向こう側に―――…人がこちらを見て…立っているのが見えた!!
行為に没頭していたユキは目を閉じていたため……
縁側の手前に広がる庭に…人が立っている事に気がつかなかったのだ!
そして!!焦り…固まった!!
「―――…ぁ…ぁ…///だ…誰?」
ユキは庭に立つ男性に……恥ずかしさと…高揚感を混ぜた顔を見せる…
「―――あ…っ///っあ…と…隣の……家の……」
男性は、叔母さんが時折ユキの様子を見てほしいと頼んだ…隣のお兄ちゃんだった…
「あ…///あ…シュン…お兄ちゃん…?」
「///う…うん……ユキ…ちゃん?」
二人は初対面ではないが…
この…状態で…何てお互い声をかけていいか…戸惑っていた―――――――…