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ユキちゃんは悪魔。
第3章 初夏の部屋

初夏の風が…優しく吹く縁側と…庭で――――…



気まずい沈黙は続く………






「///…み…見た――…?」




「///っ…ぁ…あ……うん」




その沈黙を崩したのはユキだった―――――――…




ユキは、恥ずかしさもあったが…



胸のハリや…秘部のぬかるみ…己の内側からズクズクと込み上げる…得たいの知れない衝動に負けてしまったのだ―――――…






「―――…シュン…お兄ちゃん…こっ…こっちに…来て…」




ユキは、庭にたたずむシュンを呼び寄せ……



上目遣いで……下唇を噛んだ…




「///ユ…ユキちゃん……」




ユキは、シュンの前で…遠慮がちに足を開くと……



蚊の飛ぶような声で……囁く…



「シュン…お兄ちゃん…

ここ……ぬるぬるの水が出てくるんだけど……


何でか…知ってる?」




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