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ユキちゃんは悪魔。
第4章 イタズラの代償
姉妹のシラケた会話……
歳が近い姉妹なんて…こんなもんだろう…
お姉ちゃん!だ〜い好き!は…幼稚園に入る頃ぐらいまでである…
「じぁ、マキちゃんの家にいってきま〜〜〜す」
「はいよ〜…
あ、ユキ!ちゃんとキッズケータイ持って行きなさいよ!」
「は〜い」
ユキは、外出用のキッズケータイを鞄に入れ、家を出た…
最近、変質者や痴漢と…物騒な話しが多いからケータイが欲しいと、姉が両親に直談判したのだ…
姉的にはスマホが欲しかったらしいが…親の方が一枚上手だった…
連絡先が限られるキッズケータイを姉妹共有で与えられた…
学校にはもちろん持っては行けないし、
外出する時だけ持って行くルールができていた…
姉は、目論見が外れキッズケータイを毛嫌いしていたが…自分がおねだりした手前…文句が言えないのだ…
ユキは、キッズケータイが鞄の中でノートとぶつかりカタカタとする度に…
エアコンをねだってくれよ…と、思うのだった…