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ユキちゃんは悪魔。
第4章 イタズラの代償
マキの家は、普通の住宅街の一角にあり…
どこぞの金持ちが建てました!!っ感は全くない…
ありふれた作り―――…
それでも、暑くてヘトヘト…ベトベトのユキには、マキの家が豪邸に見えた…
マキの在宅を疑わず!ユキは、インターホンを押す…
―――――――…
家の中に響くインターホン…
ユキは、マキが慌てて玄関に出てきてくれるのを期待して待つ…
家の中で…誰かが動く音が…気配が感じられた…
―――――…ユキは、背筋を伸ばす――――…
「どちら様ですか?」
玄関のドア越しに……
ユキは、話しかけられ!!伸びた背筋を更に伸ばす!!
「あっ!!マキちゃんと、同じクラスの―――――…」
「あ〜ユキちゃん?」
ユキが、緊張ぎみに名乗りをあげているのを遮るように玄関が開く―――――…
「あ――――――…」
そこには、マキの兄……
ミチ君が立っていた―――…