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ユキちゃんは悪魔。
第4章 イタズラの代償
「ユキちゃん久しぶり!ど〜した?」
ミチは、マキの2つ上の兄で―――…中学一年…
去年までは、同じ小学校に通うユキからしてもお兄さん的存在だった
「ミチ君!なんで?学校は?」
ミチは、ユキを玄関に通し話をする…
「今日からテスト期間!中学生って…大きいテスト多くて…まいったよ」
「あ〜…お姉ちゃんがテスト期間だから早く帰ってきてた……
でも、お姉ちゃんテレビ見てたよ?」
「俺たち、初めてのテスト期間だから……ビビってるのに…先輩は余裕だなぁ〜…」
ミチは、頭をかきながら笑った…
「で…ユキちゃんは…マキに用事?どうしたの?」
ユキは、あっ!っと思い出したかのように…鞄からノートを出した…
「マキちゃんの学習ノート…間違って…受け取っちゃって…
逆に、マキちゃんのノート…私のかなって―――…交換したくて…
今日の宿題にこのノート必要だし…」
ユキは、ノートをミチに渡す―――――…
ミチは、ノートをパラパラと開き……困った顔をした…