この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
手探りな絶望
第6章 溺愛
「ないしょでも
・・いいですか?」
まさかの
答えだった
そんなの
お父さんが
テレビで見ていたから
とか
好きな先輩が
野球部だったから
とか・・
そんな簡単な答えが
返ってくると
思ってたのに
「ご、ごめんなさい」
まさかの返答に
一瞬驚いた俺に
冬実は
申し訳なさそうに
謝ってきた
「あ、い、いや
いいんだ
言いたくねぇことも
あるもんな?
ごめんごめん
俺こそ、なんかごめんね」
言いたくないこと・・
自分で
無意識に
そんな言葉を発した瞬間
もしかしたら
元彼に
関係あるのかもしれないと
思った
早く
話し変えないと・・。