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第2章 派遣

「失礼します」


「はいっ」


元気よく
顔をみせたのは
長身の長い髪の女性

ハキハキとした口調で明るく
感じもいい


派遣って
こんな人だったんだ…


そんなことを思いながら
俺は書類の束を
その女性に見せながら


「試験課のものですけど
課長からコレ頼まれて…」


そう伝えると
その女性は


「あ、聞いてます
試験課さんですね

担当は
佐々木になりますので
ちょっとお待ちください

佐々木さ〜ん
試験課さん来ましたよ〜」


と、担当らしい
佐々木さんに声をかけた



「あ、は、はい

わかりました」



佐々木さんは
髪の長い女性と違い


ずいぶん…


小さな声で
返事をしていた