この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
手探りな絶望
第8章 懇願
え?
今日の予定はないって
言ってたよな?
今日は
このまま
俺と一緒に
いられるんじゃ…ねーの?
しかも……何時? 今。
「…あっ…あ、うん」
変な返事をしながら
時計を見ると
まだ朝の6時。
「ごめん…なさい」
いや、いいんだけど
けど何?
この
ちょっと
虚しい感じ。
「いや、俺がごめん
泊まったり…して」
「違うの
ほんとは居て欲しいんだけど
…ちょっと…」
冬実の視線が
一瞬
あの携帯をとらえていた
何か…あったのかな
昨日、何度も電話鳴ってたし…。
俺は
なんだか
急いでこの部屋を
出なきゃいけない気がして
でも
その理由を
冬実には
聞いちゃいけないような
気がして
「ありがとな
気にしなくていいよ
俺、すぐ支度するから」
そう言って
布団をめくった
あっ
俺
なんも
着てなかった
今日の予定はないって
言ってたよな?
今日は
このまま
俺と一緒に
いられるんじゃ…ねーの?
しかも……何時? 今。
「…あっ…あ、うん」
変な返事をしながら
時計を見ると
まだ朝の6時。
「ごめん…なさい」
いや、いいんだけど
けど何?
この
ちょっと
虚しい感じ。
「いや、俺がごめん
泊まったり…して」
「違うの
ほんとは居て欲しいんだけど
…ちょっと…」
冬実の視線が
一瞬
あの携帯をとらえていた
何か…あったのかな
昨日、何度も電話鳴ってたし…。
俺は
なんだか
急いでこの部屋を
出なきゃいけない気がして
でも
その理由を
冬実には
聞いちゃいけないような
気がして
「ありがとな
気にしなくていいよ
俺、すぐ支度するから」
そう言って
布団をめくった
あっ
俺
なんも
着てなかった