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手探りな絶望
第8章 懇願
「あっ…」
「っ…」
バサッ
「(笑)
なんもはいてねーの
忘れてた」
笑って誤魔化したけど
妙に
俺も恥ずかしくて
また布団をかけて
ソレを隠した
「みっ、見てないから…」
首を赤くする冬実が
かわいく思えた
それから
冬実は
俺に
キチンとたたまれた
俺の服や下着を渡し
背中を向けた
こんな
いい女が
なんで
元彼に
殴られたりしたんだろ…
ふと
そんなことを考えながら
さっさと着替え
財布と携帯を
ポケットに入れた
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