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第2章 暁の過去

『…おい』

いや、冗談のつもりだったんだが…

俺の腹を擦る細い手

｢なんだよこれ…かった｣

目を見開いて俺の腹を観察する暁

『ガキかお前は』

軽く頭を叩けば

｢…｣

暁はそのまま俺に抱きついた

は?

『おい、暁…』

｢蒼真…｣

なんだこの雰囲気。

唇を狙われたので回避

｢!｣

『さーて上がろ。』

何事も無かったかの様に逃げ出した。

｢っ蒼真！｣

あ、アイツ今何しようとしてた…?