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大阪人
第1章 大阪はどすけべのまち
コウタは、両親と共にこの3月、大阪に引っ越してきました。
コウタは、4月から小学1年生です。
そして4月、コウタは、小学校に入学しました。
教室に入り担任の先生が来るのを待っていると、クラスメートの男子でスゴい背の高いやつが立ち上がり前に出ていき、黒板に大きな字でナニやら書き始めました。
書かれた字は、
「といやのこめをかいたいかいたい」
でした。
彼が叫びました。
「自分(大阪では相手をこう呼ぶ)らこれ読めや」
全員で、唱和しました。
といやのこめをかいたいかいたい
すると彼が
「これを反対から読めや」
全員で、唱和しました。
いたいか、いたいか、をめこのやいと
すると女子の一人が
「キャーッ」と叫びました。
ボクたちが、ナニか女子関係でいけないことを言ってしまったようです。
ナニを言ったんだろうとみんなで研究しました。
といや
問屋です。工場で作った品物を、店屋に卸す商売です。大阪人なら、みな常識だそうです。
こめを
こめを食べないと、人間は死にます。
買いたい
銭を出さないと、米は買えません。
はておかしいなナニを言ったんだろう
おいおい反対から読まないと
あ、そうだ
コウタは、4月から小学1年生です。
そして4月、コウタは、小学校に入学しました。
教室に入り担任の先生が来るのを待っていると、クラスメートの男子でスゴい背の高いやつが立ち上がり前に出ていき、黒板に大きな字でナニやら書き始めました。
書かれた字は、
「といやのこめをかいたいかいたい」
でした。
彼が叫びました。
「自分(大阪では相手をこう呼ぶ)らこれ読めや」
全員で、唱和しました。
といやのこめをかいたいかいたい
すると彼が
「これを反対から読めや」
全員で、唱和しました。
いたいか、いたいか、をめこのやいと
すると女子の一人が
「キャーッ」と叫びました。
ボクたちが、ナニか女子関係でいけないことを言ってしまったようです。
ナニを言ったんだろうとみんなで研究しました。
といや
問屋です。工場で作った品物を、店屋に卸す商売です。大阪人なら、みな常識だそうです。
こめを
こめを食べないと、人間は死にます。
買いたい
銭を出さないと、米は買えません。
はておかしいなナニを言ったんだろう
おいおい反対から読まないと
あ、そうだ