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講義の終わりにロマンスを
第6章 あとがき
ということで。改めまして、山粧 悠です。
『講義の終わりにロマンスを』は、Happy Endで幕を下ろすことが出来ました。
ありがとうございましたm(_ _)m

読み進めていただき、栞で、拍手で、そして指先のタッチで…、彼らを温かく見守り、見届けて頂いた皆様に、深く感謝します。
このサイトで書き始めてからの、初レビューも頂き、とても嬉しかったです。
本当に……、本当に、ありがとうございました。


さて・・・。


この作品は、前ページにも記載しましたが、『月の吐息』と関わりの強い作品だったりします。


まず、作品の中に登場するキャラクターに、それぞれ役割がありました。
『月の吐息』において、美月は美月でなくてはならない理由がありました。
そして『講義の終わりにロマンスを』では、小鳥遊は小鳥遊でなくてはならない理由がありました。
それは、お読み頂いた皆様が、もうお気づきのはずです。
この2人の名前だけは、作品を書く中で、確定して動かさない要素となっていました。
(『月の吐息』がラストに差し掛かる頃には、すでに『講義-』の構想は練っていたので、小鳥遊くんの名前は、『月の吐息』のラストシーンに登場していたわけです)
ということで、作中の「女性の名前がキーになる」と「男性の名前がキーになる」が対をなしている1点目となります。


そして、両方の作品を読んでいただくと、丸わかりではありますが『講義-』の時間軸は、『月の吐息』の少し前、5月の作品となります。
小鳥遊が、作中で、健二と美月のことについて会話をしている様子が描かれていたり、国崎が詩織に楽譜を渡していたり。
健二と美月の関係は6月末~7月に動いていますが、事前に、あの曲の準備していたのも見えてくると思います。
これは、「対をなす」というより、まさに「姉妹作品」という縁の繋がりと言えるかもしれません。
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