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第9章 卒業、そして。。。

この日、私は、晴れて高校を卒業した足で、祐介さんと区役所に婚姻届を出しに行った。

見事、受理されて、上条祐介の妻となった。

「なんか、照れるね。」
（祐介）「だなぁ。昨日は、驚いただろ？」
「うん。まさか、ゆうくんのご両親が来るとは思わなくて。」

そうなんだ。昨日、夕飯を作ってる時に、いきなり訪ねてきて、焦った。

一通り挨拶をして、顔を見たら、二人とも何故か泣いてるし。。。
その後、達哉さん達もｿﾞﾛｿﾞﾛと来て、食事するのが遅れた(笑)

区役所から家に帰り、早速着替えようとしたら、後ろから不意に抱き締められた。

（祐介）「あくる。愛してる。」

耳元で、囁かれた。

ﾊﾟｻｯ…ﾊﾟｻｯ…ﾌﾟﾁﾂ…

「好きだよ。」

そう言って、ｷｽしてくれた。

だから、私も、

「私も、好きです。祐介さんが。」

祐介さんの舌が、指先が、私の身体を熱くしてくれる。