この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
兄の狂気
第3章 誘 惑








あたしが見た時は、哲平くんや翔太くん、
男の子4人、女の子3人くらいで話してて、
女の子達がすっごく可愛かったのを覚えてる。


翔太くんと他の男の子4人はその女の子達と
楽しそうに笑いながら話してたのに対して、
哲平くんはイヤホンはめて翔太くんの後ろにいて
ときどき輪の方を見て相槌をうってた。


哲平くんの事を意識し始めてる今は、
哲平くんが、どんな女の子とどんな話をしてるのか…
ちょっと気になっちゃったりしてるけど。


あたし以外の女の子と話してほしくない!
なんてわがままは絶対言わないけど、
もし女の子と楽しそうに話してたら、
何話してるのか気になるし、もやもやしちゃう。


…もやもや?


「…」


もやもや…?


あたし、もやもやしてるの?


哲平くんが女の子と楽しそうに話してたら、
もやもやするの?


それって…


出て来そうで、出て来ない答え。


しばらく考えてたけど…


「…出なくちゃ」


サークルの時間が近付いてるのに気付いて、
バドミントン用のかばんを肩にかけて
玄関に向かった。


「行ってきまーす」


お兄ちゃんが夜勤に出かけて
誰もいない中に向かって小さく声をかけ、家を出た。


/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ