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兄の狂気
第3章 誘 惑







ジャンプするところがあるけど、
その時の瞳さんの動きはほんと可愛くて可愛くて。


だってぴょんぴょん跳ねてんだよ?


マジでヤバいからね可愛すぎて。


さっきウォーミングアップしたけど俺も一緒に体操。


体操を終えると、床に座って俺を見上げる瞳さん。


「哲平くん、背中押して貰っていいかな?」


…もちろんでっす!


張り切って後ろに座り、
前屈をする瞳さんの背中を押す。


…って。


「…すっげー身体柔らかいですね瞳さん」


相変わらず。


「えぇ?そんなことないよ〜」


べったりと膝に顔がついてる瞳さんの背中は
押すまででもないんじゃねぇかって思う。


…いや、押すけどね、押すけど。


…それにしても。


狭い肩、ほっそい腰。


瞳さんに覆い被さるようにして背中を押して、
改めて瞳さんの小ささを実感。


すっぽり収まってる…俺の身体に。


その時、昨日瞳さんを抱き締めた時の
肌の感覚を思い出して…


…やっべ!


慌てて身体を離した。


危ない危ない…


そんな俺に気付かず身体を起こした瞳さんが
細くて綺麗な足を開脚して床にぱたんと倒れる。


…すっげぇ。


足180度開いてる…


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