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まのめのロイン
第8章 夢

 そんなこと言ってない!
 私、そんなこと言ってない!
 やめて! やめてやめてやめて!
 やめろ! やめなさいっ!
 やめろっていってんのよ、この馬鹿!
 馬鹿あっ!


「優子……扉が見えるか」


 ……扉?
 あ……何? これ……。


「心の扉だ。お前が呼び出した。今の叫びで」


 心の……扉……あのとき……の?


「そうだ。それがお前の役だ」

 俺は右目の中の優子に向かって呟く。

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