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まのめのロイン
第10章 眼

「やめてよ!」

 私は男の子たちを睨みつける。

「あなたたち、私のこと好きなの?
 それとも、人のこと、いじめたいの!?」

 男の子たちがたじろぐ。

 彼らは追いかけ回して楽しみたかっただけだ。純粋に。


 純粋さに対抗できるのは、純粋さだけだ。


 それができなければ捻じ曲がっていくしかなくなる。


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