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まのめのロイン
第13章 あとがきんぐ 連載第3回
最初にいいわけをさせてください。
最近なんか言い訳の入り方が堂々としてきましたね、コイツ。
前回「用君を書くぜ!」とかなんとか言ってあとがきんぐを終えてますが、「全然書いてないじゃん! ロイン中心じゃねぇか!」と心の中で罵倒されたことと思います。
あとがき同時進行の恐い所だなーと。
コレね、てかアレね、アレは嘘じゃなかったんですよ。
ホントに、読者の求めてるのは用に関する情報だ、と。
「それは違う!」というご意見もなかったしね。
だからあのとーり、そう判断して用君を描写しようとしてみたの。
そしたら、アイツ一人称の話者じゃないですか。
自分語りさせるとロインと優子ちゃんが置き去りになるわけですよ。
非常に間抜けな感じになるのね。
異世界らしきトコから召喚されてしまった謎の男、そして怯える少女。
そんな構図でなんか男の子が横で「オレってさー」とかあり得ない。
KYにも程あるし、用君は空気は読む感じの男の子じゃない?
ムリあるなーって。
考えたら語り手だから、そんなに無理してベラベラ自分のこと喋らさなくても、状況説明やらしとけば言葉の端からポロリポロリと伝わっていくかな、そのほうが無駄もないし、興味もわくし、イケメンじゃん? そう考えを変えたのです。