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まのめのロイン
第3章 仕返し
「あたしもいい?」
「あ、いいけど……もうひとり、隣りのクラスの子と一緒だけどいい?」
「全然平気! あ。それとも二人だけのほうが良かった?」
「ううん! 違うよ!」
「じゃあ、お邪魔しま~す! お父さんが出張でいなかったから、作るのがメンドくなっちゃってさぁ~。朝、コンビニで買って行こうって思ってたのに忘れちゃった!」
そう言って屈託ない笑顔を向ける礼美奈だったけれど、少し言い訳めいて聞こえる。
彼女は最近クラスの誰かとトラブッてハブられているらしい。
そんな気配がある。
そういう私もクラスにまだ友達がいないから、ここで中学からの友達のしののんと食べている。