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まのめのロイン
第3章 仕返し

「ゆーちゃん、大丈夫?」

「え……」

「涙……」

「あ……」

 頬にひと筋……。

 礼美奈ちゃんがハンケチを差し出そうするその前に、しののんが涙を拭ってくれた。

「やーちゃん、ハイ!」

 ありがとう、しののん。

 でも、その指。
 さっき拾ってたウィンナーの油でベタベタだよ……。

「うぶっ……うぶぷぷぷっ……」

 可笑しくて私は、笑い出した。

 そしたら涙が止まらなくなった。





《まのめのロイン 連載第4回 了》




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